ツナザン/R18/A5コピー/P20/¥200
amro後の24×34ツナザンです。
sample
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まどろむ夢の中でザンザスは懐かしい手に頭をなでられる。
鈍くなった思考の中で子供の頃に初めて差し出された手の暖かさを思い出し、同じ暖かさにこの手が夢の産物だと納得する。
夢の中で感じる手の主は今はもうどこを探してもいない人で、どうせ夢ならこのまま少し素直に甘えてみたい気持ちが湧き上がる。
ザンザスの髪を柔らかく梳くその手は昔と同じようにとても暖かかった。
「……んっ」
幼子を慈しむような手の心地よさに、ザンザスは小さく息を洩らした。
その瞬間、ザンザスの様子を伺うように手は動きを止める。
ザンザスはもう少しなでていてほしくて止まったままの手に頭を擦り付けた。
クスリと笑う気配がして、手はまたザンザスの頭をなではじめる。
手は時々ザンザスの頬まで降りてきて、そのくすぐったさにザンザスは微かに首をすくめて笑みをこぼす。
手はまた動きを止めて、少し迷うようにしながら頬へと降りてくる。
頬を包み込んだ手の温もりが気持ちよくて、ザンザスは手の感触を楽しもうと少し首をかしげた。
ザンザスの口端が手に当たり、手は驚いたように口端から離れる。
再び頬に感じた手はさっきよりも少しその重さと熱を増していて、ほんの少しの違和感にザンザスは眉を寄せた。
ザンザスが頭を振って手を払いのけようとする前に、ザンザスの唇には手よりも熱く柔らかい感触が押付けられる。
すぐに濡れた舌先が歯列を割って口腔内に進入してくる。
舌が触れたところから口の中にレモンキャンディーのような甘酸っぱさが広がった。
「んんっ」
ぼんやりとしていた頭が口の中に広がる甘さではっきりとしてくる。
まだ目覚めきらない重い腕を持ち上げて、ザンザスは自分に覆いかぶさる頭を鷲掴んだ。
「いたたたたっ」
「……沢田、綱吉?」
「ちょっと、ザンザスっ髪が抜けるっ!」
「るせぇ、なんならこのまま禿げるか?」
ザンザスは髪を握る手に容赦なく力を込めて綱吉を睨みつけた。